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本場・米国を徹底的に意識して創られた誌面
- 1986年7月、我が国初のバスフィッシング専門誌Basserが創刊されました。
当時、バスを専門にルアーでねらうアングラーはそれほど多くなく、バスフィッシングという言葉もまだ国内に定着していませんでした。「そんな本売れるわけがない」、「ルアーフィッシング専門誌にしたほうがいい」などという反対意見を押し切る形でBasserは年4回の季刊誌として誕生しました。
創刊当初、表紙の文字は全て英語でした。バスフィッシングの本場、アメリカを徹底的に意識して創られました。デニムのポケットに丸めて持ち歩けるよう、紙も薄く丈夫なものを厳選しました。そのコンセプトが若者の心をとらえ、5年後には隔月刊になり、創刊から9年後に現在の月刊化になりました。 - ▼編集部に現存するBasser創刊号
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- ▼創刊号、vol.2、vol.3はこんな表紙でした
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今日のバスフィッシングの礎を築いた第一人者たち
- 創刊号の編集後記に次のように綴られています。
「ブラックバスは、こう釣るべきである」とか「バスを釣るにはこのルアーが最高に面白い」とか……オピニオンリーダーと呼ばれる人たちが釣り方やルアーのセレクトまで手とり足とり”教える”のが、これまでの『バスフィッシング・ジャーナリズム』……でした。しかし、Basser編集部では、もう、その時代は終わったと考えています。ごく一部の人が自分の趣味を押し付けるのではなく、多くのBasserが関心を示し、話題にするであろう”流行”を逸早く紹介することをメインテーマにするつもりです。(中略)アメリカのトーナメントも日本のトーナメントも、積極的にレポートするつもりです。トーナメントで勝つ人は人一倍研究熱心で、効率よくバスを釣ることを知っているわけですから、そのノウハウはトーナメントに限らず”普通のバスフィッシング”でも大いに役立ちます。今号では、現在、日本のトーナメントで活躍するトップバサー18名に得意のメソッドを公開していただきました。したがって、ここに書かれた内容が1986年夏現在の最新バッシングテクニックといっていいでしょう……。Have Fun!(引用終わり)
その18名の中には、田辺哲男さん、吉田幸二さん、村田基さん、徳永兼三さん、故・西山徹さん、故・林圭一さんといった名前を見つけることができます。 - ▼創刊号の巻頭で池原ダムを釣る田辺哲男さんの記事
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- ▼同じく創刊号より、林圭一さんによるフリッピングの解説
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- ▼吉田幸二さんはスピナーベイトを紹介(創刊号)
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- ▼創刊号の目次
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多くのご要望に応え、復刻プロジェクトが始動!
- 「昔のバサーをもう一度読んでみたい」、「創刊当初は、どんな人たちが出ていたの?」、「田辺さんのパターンバッシングが創刊号に載っていましたよね」、「復刻させてください」。
これまで、Basser創刊号を復刻して欲しいという多くの声が編集部に届きました。
今回、釣り専門のクラウドファンディングサイト「釣りファン」公開を記念して、Basser創刊号、Vol2(1986年11月号)、Vol3(1987年2月号)をデジタルスキャンし、創刊当初の雰囲気のある紙を使用し、今回のために特別にデザインされた化粧箱に入れて3冊セットで復刻いたします。 - ■資金の使い道
・印刷費
・制作費
・リターン費(発送費用含む)
・クラウドファンディング運営手数料
■実施スケジュール
2024年3月クラウドファンディング締め切り
2024年4月 制作開始
2024年6月 発送
※制作環境により発送日時は変更になる可能性があります。 - ■リターンのご紹介
「電子版プラン」5000円
復刻版の誌面と同様のPDFデータ一式(3号分)をお送りします。保管場所に困らないリーズナブルなプランです。
「復刻版紙書籍プラン(特製化粧箱入り)」10000円
つり人社の書庫に保管されている状態の良いBasser創刊号、Vol2(1986年11月号)、Vol3(1987年2月号)をデジタルスキャンし、3冊セットにした復刻版です。創刊当初の雰囲気のある紙を使用し、今回のために特別にデザインした化粧箱に入れてお届けします。
「紙版+電子版セットプラン」15000円
つり人社の書庫に保管されている状態の良いBasser創刊号、Vol2(1986年11月号)、Vol3(1987年2月号)をデジタルスキャンし、3冊セットにした復刻版です。創刊当初の雰囲気のある紙を使用し、今回のために特別にデザインした化粧箱に入れてお届けします。保管場所に困らない電子版もセットになっているプランです。